副腎疲労症候群

副腎の機能とその重要性

副腎の機能とその重要性副腎は、腎臓のそばにある、多くの種類のホルモンを生産・分泌する内分泌器です。
副腎の周囲に位置する副腎皮質からは、コルチゾール、アルドステロン、アンドロジェン(DEHA/DHEA-S)といった多種のステロイドホルモンが分泌されています。私たちの身体の中でも、これだけ多くのホルモンを生成し、分泌する臓器はほとんどありません。その分、副腎への過度のストレスは、身体の機能に異常を生じさせる原因ともなります。
副腎で生成・分泌されるホルモンバランスが崩れると、アレルギー症状、喘息、リウマチ、関節炎、骨密度の低下、化学物質過敏症、慢性疲労、高血圧、高血糖、肥満、不眠症、慢性微熱など、現代を生きる私たちが頭を悩ませる各症状を引き起こすリスクが高まります。
血液検査・尿検査の結果は異常がないのに症状が治まらない場合など、副腎機能の低下が原因となっているケースが多々あります。

副腎疲労チェック

副腎疲労には下記の様な共通の兆候があります。3つ以上チェックが入った方は、副腎疲労症候群の可能性があると言えます。

  • 朝、起きられない
  • 起床後も倦怠感が続く
  • しょっぱいもの、塩辛いものが欲しくなる
  • 疲労がたまりやすい
  • 1日が終わったときの疲れがひどい
  • 性欲が減退した
  • 怪我や病気の治りが遅くなった
  • 頻繁に立ちくらみがする
  • うつ気味である
  • 何をしていても楽しくない
  • 集中して物事を考えることができなくなった
  • 物忘れがひどくなった
  • 忍耐力がなくなったように感じる
  • ストレスが蓄積されていく一方
  • 食事を抜くと症状が酷くなる
  • 月経前症候群が強くなった(女性のみ)
  • 花粉症、アレルギーがひどい

副腎機能の低下によって起こる病気

副腎機能低下症・アディソン病

副腎機能低下症・アディソン病副腎の機能がさまざまな要因によって低下してしまった病態を「副腎機能低下症」と呼びます。
通常、健康な副腎は一定量の多種ホルモンを分泌しています。しかし身体的・精神的ストレス、環境要因などにより、この分泌量のバランスが崩れてしまうケースがあります。
副腎に疲労が溜まり、副腎が分泌するホルモン(特にコルチゾール)の放出量が枯渇するほどに減ると、「アディソン病」と診断されます。アディソン病は放置していると命にかかわる病気で、症状を抑えるために生涯ステロイドホルモンを飲み続ける必要があります。
アディソン病の原因の約7割が自己免疫によるものですが、残りの約3割は外界からの過度なストレスが原因だとされています。

副腎疲労症候群

副腎疲労症候群実際にアディソン病と診断されるのは10万人に4人と少なく、珍しい病気と言えます。しかし、アディソン病と診断はされていないものの、その予備軍とされる人は数百万人と推定されています。
疲れやすい、鬱っぽい、集中力の低下といった心身の不調がある場合は、副腎疲労症候群を疑ってみるべきです。この疾患が私たちの生活に与える影響は大きく、1日に2~3時間しかベッドから出ていられない、といった深刻なケースも報告されています。また、多種ホルモンの分泌を司る副腎の疲労蓄積は、体内の他の臓器の機能低下を招き、炭水化物、タンパク質、脂肪の代謝を悪化させます。
副腎疲労症候群は、症状が現れていても、「気のせいかな」と勘違いして何とか頑張れてしまうところがやっかいです。私たちの身体が、副腎の機能を補おうと無意識のうちにさまざまな働きかけを行ってしまうためです。気づいたときには重度にまで進行していた、というケースがよく見られます。
「ちょっと疲れやすいな」――その異変を、早期に察知して、検査を受けることが大切です。

当院で行う「DHEASの血液検査」「唾液中コルチゾール検査」

当院では、副腎機能の異常をすばやく正確に知ることのできる「DHEASの血液検査」「唾液中コルチゾール検査」を併用して診断に役立てています。副腎機能を評価するにあたり、もっとも信頼性のある検査方法です。

「DHEASの血液検査」

血液検査により、「DHEAS」と呼ばれる抗ストレスホルモンの血中濃度を測定します。

「唾液中コルチゾール検査」

通常と同じ生活を過ごす1日を選び、朝、昼、午後4時、午後12時の4回、ご自宅で唾液を専用容器(事前にお渡しします)に採取していただきます。容器を持って当院までお越しいただき、採取した唾液から、「コルチゾール」を呼ばれるホルモンの量を測定します。
※採血でのコルチゾール測定は、患者様が多少なりともストレスを感じてしまうため、適切ではありません。

検査結果の合算・診断

上記2つの検査「DHEASの血液検査」、「唾液中コルチゾール検査」の結果から、コルチゾール/DHEAを算出します。食事療法、栄養療法、ストレスマネージメント、薬物ホルモン治療などの中から、患者様に適切な治療法を知ることができます。

※ストレス下において、コルチゾール/DHEASの数値が上昇すること自体は、異常ではありません。私たちの身体はそのようにして、一過性のストレスに対抗し、健康を守っているからです。
しかしそのストレスが慢性化すると、副腎のコルチゾールの上昇、DHEASレベルの低下を招き、副腎疲労症候群発症の初期段階へと進んでしまいます。さらに悪化すると、後に健康に破壊的なダメージを与えることになります。

鈴木院長よりひとこと

副腎疲労の回復には、いくつかの治療を組み合わせて行う必要があります。その中でも最も重要であり、患者様ご自身の意識改革で実行できるのが、ライフスタイルの改善による身体的・精神的ストレスの軽減です。私たちが生活を営む上で切っても切り離せない身体的・精神的ストレスと、どのように付き合っていくかが大切になります。

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